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ニューヨークのストロング博物館にMotionRecを筐体展示してもらう旅

2026-03-23

2026年2月24日~3月2日までニューヨークのロチェスターという町に行ってきました。Arsobitというプロジェクトの一環でロチェスターにある世界最大級の遊びの博物館というストロング博物館にMotionRecを1年間展示してもらいことになり現地まで行くことになりました。



羽田空港から出発しロサンゼルスで12時間トランジットしてからシカゴ→ロチェスターと飛行機を乗り継いで行きました。LAでは初夏くらいの暑さの中、真冬の格好をして海でぐだぐだしました。湘南の海を思い出しました。暑かった。


次の飛行機までゆっくり海を見ながらビール飲んでご飯食べた。


シカゴを経由して、


ロチェスターに到着すると雪が積もっておりました。昨日は夏だったのに。その日はホテルについてからストロング博物館を紹介していただけるというのに部屋に着いたら爆睡してしまい夜ご飯から参加...。次の日改めてストロング博物館を探索しました。

ストロング博物館を探索する


建物がデカすぎる。形も独特でいいな。




まずはいきなり展示の裏側を見せていただいた。昔のゲームやPCやゲームの資料などが保管されていた。ぶち上がるレトロゲームオタクたち。自分はゲームボーイアドバンスから入ったので初めて見る筐体ばかりでテンション上がりました。


ゲームの歴史やプレイアブルな筐体が展示してある天井の高い空間。


ゲーセンのようなアーケード筐体も実際に遊べる!このような空間で遊ぶと移植されたものをゲーム機の中で遊ぶのとは体験が違う。その空間でコインを入れて遊ぶからこそのゲームデザインになってるのかな〜とか考えてた。シューティングでもそういう話を聞いたことがある。ハードや環境に合わせてソフトも変わってきてるのかな、とか。


こちらのシューティングゲームは売れすぎて販売禁止になったみたいな説明を聞きました。詳しくはわからないけど操作のジョイスティックも可愛い。このような展示をアート作品(?)として家にも置きたいなと思いました。絵を飾るみたいに。PICO-8でゲーム、ラズパイでハードを作って販売してみたいなとか思った。


ビデオゲームを管理してるスタッフさんの仕事部屋を見せていただくことに。今までのハードがスイッチの切り替えで全て動く夢のマシンがありました。ロマンすぎる。

パネルディスカッションとプレイアブル展示


ロチェスター滞在3日目に今回の目的であるストロング博物館でパネルディスカッションがありました。MotionRecは非言語デザインを意識してゲームを作ったよ〜的なことを話しました。(なんでスマホ見てるかというと英語をAIに翻訳してもらいそれを読みながらみんなが何を話してるのか理解して話に参加していたからです。)

以下僕たちが話した内容です

MotionRecはプレイヤーの動きを記録して再生することで進むパズルアクションゲームです。荒廃した世界で目覚めた小さなロボットとなってパズルをクリアしながら進んでいきます。shomaがゲームデザイン、m7kenjiがピクセルアート、KyoheiFujitaがサウンドデザインを担当しています


言語にとらわれないゲーム開発について(shoma)

言語にとらわれない、誰でも触ったらすぐにおもしろいと思える「遊び」を目指しました。しかし周りの人にみせたときに新しいゲームシステムが全く伝わらずゲームを遊んでもらえませんでした。そこで言語やゲーム的なチュートリアルにとらわれない地形デザインを意識することで驚くほどプレイヤーの行動が変わり楽しんでもらえました。またカセットテープをメタファーとして使うことでゲームのしくみがより伝わるようになり、メカニクスと世界観を伝えるコンセプトが完成しました。


メカニクスと世界観の関係について(m7kenji)

カセットテープを再生する存在として、主人公のロボットが生まれました。舞台は、人類が去った後の荒廃した世界です。長い眠りから目覚めたロボットはカセットテープ を拾う事で記録と再生の力を手に入れます。パズルを解き冒険を進めることで世界の謎が明らかになっていきます。物語は言葉ではなく、絵本のように絵で伝える体験を1ビットのドット絵で作ることを目指しました。ステージの合間にある休憩部屋や寄り道をすると見つかる空間から世界の断片が見えることでプレイヤーはストーリーを自ら作っていきます。


サウンドについて(KyoheiFujita)

サウンドへのこだわりについて、今回の「言語のない作品」という部分にフォーカスして一つ挙げるとすれば、物語性だと思います。本作にはテキストで語られることはありませんが物語が存在します。パズルゲームに集中して遊ぶプレイヤーに、背後に流れるBGMから、その物語の気配を無意識に感じられる添え木のような存在として、流れのあるサウンドトラックを構築しました。





パネルディスカッションが終わりArsobitプロジェクトの展示会場へ。



実際にMotionRecの筐体展示を遊んでくれてる現地の方々。ちゃんと驚いてくれて楽しんでもらえたみたいで嬉しかったです。さわれば誰にでも伝わることを大事に作っていきたいと改めて思いました。



その夜、少し移動してメディアアートを扱っているギャラリーに案内してもらいました。このくらいの大きさのテレビモニターいいなあ...。VHSを管理している保管庫も見せていただきました。



ロチェスターで人気のガーベージプレートを教えていただきみんなで食べに行きました。ポテトとかハンバーグとかを切り刻んでケチャップをかけて食べるローカルフード。

マンハッタンへアムトラックを使って移動する


アムトラックという電車で朝から8時間移動しました。ニューヨークに滞在しているゲーム作家の木原共さんにマンハッタンの地理を教えていただき予定を決めていきました。


マンハッタン到着。宿に荷物を置いてからまた集合することに。


宇佐美さんの個展に皆で行ってきました。

ゲーム筐体が遊べるワンダービル


夜ご飯をエキソニモのお二人とご一緒させていただきました。2000年代に作ってたゲームのお話とか聞けて面白かったです。その後ブルックリンの方へ地下鉄を使って移動しました。


WONDERVILLEというインディーゲーム筐体が遊べるクラブ(?)にいきました。ゲームのソフトだけでなくハード自体もデザインして作ってプレイアブル展示してあります。


こちらのゲームは障害物を避けながらバイクで走るゲームなのですが加速がうまく行くと上から風が出てきます。遊んでる時になんか加速してる気分になるな〜と思ったら風が出てました。良い!!!!


PICO-8の筐体がありました!!!!以前PICO-8のコミュニティでアメリカに筐体も作って展示していると聞いたことがあったのですが多分ここですね。PICO-8はとても良い開発環境なので推していきたい。筐体作りたい!!!!

MoMA行ってきた


MoMA!!!!なんか名前は聞いたことあるMoMA!!!!カッケーという理由でずっといきたかったのだけどニューヨークに行く機会なんてないよな〜と思ってたら来れた。人生何があるかわからない。


ルソーの夢。画集を見るのが好きだったので実物を見れて嬉しい。




ウォーホル、バスキアなどアートのアベンジャーズが揃っており情報過多になりました。次はもっとゆっくり見たい。



MoMAの後にギャラリーがたくさんあるエリアに来たのだけど残念なことに休館日で閉まってたのでZINEを売ってる本屋さんに来た。ほぼZINE!!!!


その日の夜はヴィレッジヴァンガードというジャズを聴けるお店にいきました。動き続けて睡眠不足で情報過多の中セッションを聴きいてから眠りにつきました。次の日5時おきで無事飛行機に乗って帰ってきました。

Arsobitとストロング博物館のみなさんありがとうございました!!!!




Nintendo Switch版とPS5版が4/2にリリースされるよ


つつつついに僕たちの作ったゲームがコンソールで遊べるようになりました!!!!移植をPLAYISMさんにがっつり仕上げいただきました。LRのトリガーにも振動や重さが加わってより没入感のある体験になりました。元々スイッチでゲーム出したい!と思って開発していたのでとても嬉しいです。PLAYISMさんありがとうございます!!!!

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「MotionRec」がNYの世界最大級の遊びの博物館に展示された話(m7kenji)
https://note.com/m7kenji/n/n8fc1761047e1?subrt=sharepw


米ストロング遊戯博物館にて常設展示「日本のインディーゲーム」が2026年2月27日から公開開始。オープニングイベントでは『MotionRec』開発チーム参加の記念シンポジウム、除幕式も。
https://www.arsobit.com/news-20260305/


『MotionRec』自分の動きを“記録”して“再生”する。工夫やひらめきで進むパズルアクションのSwitch/PS5ダウンロード版が4月2日発売
https://www.famitsu.com/article/202603/68571